2012年10月3日水曜日

NEC Mate J デスクトップにて、Windowsが起動しなくなった

NECデスクトップの Mate J タイプMR (MJ26X/R)にて、電源が落ちてしまい、その後起動しない・・と修理依頼がありました。



状況をお聞きしてみると、使用中に突然電源が落ちてしまい、再び電源ボタンを押しても、電源は入るが画面表示しなくなった様です。sweat01



電源コードを抜いてみて、再び差し込んでもらいましたが、電源が勝手に入るだけで起動不可・・・





出張にてお伺いとなりました。

現地に到着して、状況確認・・・うん、確かに電源ケーブルを差し込むと電源が勝手に入ってそのまま起動せず。coldsweats02
Img_0481

しかし、テスターで計測しても電源からの出力は正常値を示しています。


メモリやCMOS電池抜き差しでも状況変わらず・・・




こりゃ~、本体基板の不具合の可能性がありますね。




基板側のコンデンサ等は目視で劣化などは見られませんが、これも計測機で測ってみないと何とも言えないかな・・・?



後は念の為電源部も解体して中身チェック・・・


う~~~ん?コンデンサが微妙に膨張している感じがsweat02


電源ファンも回って、各部への供給も単体では動作している様に見えるのですが、、怪しい


とりあえず、お客様へは現地で分解修理よりは、一度持ち帰って詳細検査が要りそうとの診断をご報告し、一旦お持ち帰り。


持って帰って再び分解開始~


まずは怪しかった電源部の分解から・・・
Img_0480

微妙~~に膨らんでいます。coldsweats01

コンデンサ専用のテスターで計測した所、容量にエラー発生。



不良コンデンサの様です。

最近のパソコンに使われているコンデンサはセラミック積層型と言われ、小型化と長寿命化
が進んでいるのですが、一昔前だと写真の様なアルミ電解コンデンサが多く使われています。


寿命が来るとアルミタイプは天井や下部が膨張してきて、破裂し電解液が飛び散ったりします・・・


目視では分かりやすいので、不良を見つけ易い一方、熱による寿命低下が顕著ですね。


セラミック型は長寿命ですが、不良が目視で分かり難い・・・何より小さいので交換作業は技術屋泣かせです。coldsweats01




さて・・・電源は別マシンから持ってきた物をパソコンに組み込んでみると、、、普通に起動完了。sweat01




電源部不具合かいっ!


お客様へは電源部不具合をお伝えして、お見積もりを作成。

コンデンサは新品に交換、電源部を組み込んで・・・電源コードを挿してみる




おっ、勝手に入らなくなった。happy02


電源スイッチを押して、Windows正常起動確認!

各部テストを行って、問題が無い事を確認して、お客様へご返却となりました。
今回の修理はこれにて完了です。


今回、新しいパソコンを買うか、修理するかのご判断もありましたが、とりあえず業務用との事で、修理する方向に決まりました。

新しいパソコンも随分価格が下がってきているので、判断に迷うところです。coldsweats01


パソコン元気.jpでは、新規にパソコンを購入する際でのご不明点もお問い合わせ受付中です。

「どれを選べば良いのか」・「古いパソコンからデータを移すにはどうすれば良いのか?」等のご不明点があるかと思います。

いつでも下記の連絡先にお問い合わせ下さい。



今回のお見積もり
技術費
¥8400

部品代(電源コンデンサ 1000μF 10Vx2個)
¥800

合計
¥9200
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