どうやらカバーの部分が割れてしまっているらしく、そこからケーブルが見えてしまっている状態。
接触不良か、ケーブル断線の疑いがあります。
とりあえず診断してみる事になりました。
パソコンをお預かりして外観を確認すると、ちょうど蝶番の部分でカバーが開いてしまっています。
電源を入れてみても、液晶へは画面表示できず・・・
ただ、ディスクはアクセスしているようで、カリカリ・・と起動している様な音はしています。
それでは、外部ディスプレイに接続して、そちらに映るか切り分けです。
サクッとこの様にデスクトップ用のディスプレイを接続します。
キーボードの液晶/外部ディスプレイ 切り替えキーを叩くと・・・
OKです。 映りますね。
と言うことであれば、液晶の信号ケーブルが接触不良か断線している事が判りました。
更にパソコンを分解して、状況確認・・・
中身の状況です。
蝶番が破損している事で、受け側のネジカバーが割れてしまい、浮き上がっています。
ヒンジ部分の開閉にカバー側が耐え切れなくなり、ネジ受けごとボキッと折れたと思われます。
液晶への信号ケーブルです。
折れたカバーとヒンジの開閉で磨り減ってしまい、破けています。
中の信号線も断線している模様です・・・
ベース側もトップカバー側もネジ受けが折れています。
両方の受け側が折れると言う事は、構造的にカバーの強度がイマイチなのでしょうか・・?
(この状態で使い続けるといつかはカバーが負けるのですが)
お客様へは、ディスプレイの信号線が断線している旨と、カバーの交換が必要な事をご連絡。
外部ディスプレイへの出力は正常だったので、しばらくは外部ディスプレイでお使いになるとの事。
一旦は診断のみでお返ししたのですが・・・
しばらく経った日に外部ディスプレイにも映らなくなってしまった模様。
う~ん、、基板がダメになってしまったか?
と、もう一度診断させて頂きましたが・・・
実はこの基板・・・外部出力用の基板で、CRTと刻印されたケーブルで本体基板と繋がっています。
断線してしまった信号ケーブルが、液晶画面の開閉動作で動いていた様で、それがCRTケーブルに触れてしまい、接触不良を起こしておりました。
一度は、信号ケーブルをホットボンドで固定してしまおうかと考えましたが・・・
外部ディスプレイに接続して使うのなら、液晶側は不用じゃないか・・・と考え直して
すっぱりと液晶部分を撤去実施。
ついでに割れてしまったカバーは接着剤を使用してくっつけて修理完了です。
液晶の無いパソコンになりましたが、ちゃんと動作します。
今回は液晶部のトラブルだけなので、本体側に問題が無ければ、後は映像部分さえ解決できればOKなのです。
お客様へは外部ディスプレイ基板の接触不良が発生した事をお伝えして、液晶の取り外しをさせて頂く許可を頂きました。
ちょっと変則修理になりましたが、今回の修理はこれにて完了です。
Lenovoに限らず、他のメーカーパソコンでもパソコン底部からネジが欠落し、蝶番がぐらついている機種を何度も診てきました。
持ち運びを行っていると、何年か経った後に細かな振動が積み重なってネジが脱落しやすくなります。
ネジが無くなってしまうと、カバーの強度だけで蝶番を支えるのですが、カバーが負けてしまう事が多いです。
パソコンをひっくり返してネジ穴が開いている時は要注意!
そんな時は、パソコン元気.jpまでご相談下さい。
今回のお見積もり
技術費
¥2100(最初の診断時)
¥5250(二回目の作業時)
合計
¥7350
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