2013年4月18日木曜日

HP dv6aノートパソコンにて、画面表示が崩れる

本日のお問い合わせは、HP製 dv6a ノートパソコンでのご相談です。



画面表示が二分割されており、外部ディスプレイを接続しても、二分割されたまま・・・との事。sweat01



外部ディスプレイでも同じ症状であれば、本体基板側から出している映像出力に問題が発生していると考えられます。





仕様を調べてみると、 ATI Mobility Radeon HD 4250か5650が搭載されているようです。

お客様からのご指摘でも「チップセットの不具合ではないか?」との相談でしたが、私もそう思います。bearing

Img_1018

パソコンが到着。

HP仕様だな~と分かる天板模様です。smile




電源ONをして、画面表示はどうなるかと言うと・・・
Img_1016


こうなってます。

一見すると、あれ・・・普通だよね?と思われますが・・・


何言語?と言わんばかりの文字化けです。coldsweats01




CPUやメモリ不良でこの様な症状は滅多に起きないので、切り分けとしてはチップセットから攻めて行く事にします。



Img_1019_2


分解、分解・・といつもの様にパーツ毎に分解していきます。

このノートパソコン、コネクタが差し込み式なんですね・・・ちょっとやり難いパターンです。



あまり抜き差しをしていると金属端子が痛み易いと思うんですよね・・・


Img_1020

キーボードとパームレスト上部のカバーを取り去った図です。

緑色の基板が見えていますが、これが本体基板です。


更に分解を進めます。

Img_1021


液晶画面、トップカバーを取り去って、本体基板が取り外し出来るのですが、基板裏側に

該当と思われるチップセットを発見。


他のメーカーでも使われている見慣れたチップです。coldsweats01

見慣れている理由は、修理が多いからなんですよね・・・



まずはチップの不良か見極める為に加熱処理して、動作確認を行います。


再び組み上げて・・・電源ON!





うん、画面の文字化けが直りました。happy02



と、言うことはチップに使われているハンダの不良が考えられます。


熱疲労によるハンダ劣化で、亀裂クラックが起こり、電気的な接触不良が発生します。


一旦不良が起きたハンダはリフローの加熱で溶けて動作可となりますが、また再発してしまうリスクを抱える為、普段はハンダ塗り直しの作業でご提案しております。



診断段階でのリフローで復帰しない場合は、チップセット自体の不良か、基板そのものの不具合として、交換後提案となります。


今回の場合は、ハンダ劣化によるものなので、リボール作業でご提案です。


お見積もり了解を頂いて、リボール作業後に動作確認・・・


Img_1045


OK!問題なく画面表示確認出来ました。happy02




先の不具合画面と比べてみると、一目瞭然です。

今回の修理はこれにて完了となりました。


他メーカーの不具合事例でも、「電源を入れても画面表示しない」や「画面表示が崩れている」症状でご相談が舞い込んできます。

デスクトップ・ノートパソコンのどちらでも起こり得る症状ですが、仕様を調べてみると不具合の多いチップが使われている事が多いですね・・・

お困りの際はパソコン元気.jpまでご相談下さい。


今回のお見積もり
技術費
¥11000

合計
¥11000

-- 
--

 +----------------------------------------------------------+
 パソコン元気.jp   安東 孝夫
 〒561-0828 大阪府豊中市三和町2-1-2 ロイヤルコート豊中二番館406
 Tel: 06-4867-1155  Fax:  06-4867-1155
 ip :  050-3691-4867
 E-Mail:    support@pcgenki.jp
 +----------------------------------------------------------+

0 件のコメント:

コメントを投稿