GWや風邪でぐったりダウンも重なって、かなり日が開いてしまいました・・・・
東芝ノートパソコンのQosmio F40にて画面表示が崩れてしまう・・との修理依頼です。
液晶表示不良の多い機種ですが、以前にも修理実績がありグラフィックボードのチップセットを貼り直してご返却した経緯があります。
外部ディスプレイを接続しても画面表示が崩れたままなら、ほぼパソコン本体側の映像出力に問題があります・・・
思いっきり壁が映り込んでいますが、鏡面仕上げの綺麗なパソコンです。
さて、電源投入・・・
むぅわ~~~~んと真っ暗から変な色合いへと変化
では、外部ディスプレイはどうかというと・・・
ダメですね、こちらも線が入って見え辛い状況です。
Windowsは起動しているのですが、これでは使用できません。
原因はGPU(グラフィックボード)の故障です。
パソコンを分解していくと本体基板と一緒になってくっついてくるコレです。
ノートではあまり見かけませんが、増設タイプで搭載されています。
ちらっと見えていますが、隣がCPUですね。
何も熱源をこんなに密集させなくても・・・ノートだからスペース的に仕方ないのでしょうが
こいつを取り出して修復処置を行って動作するか確認ですね。
最近思うのですが、これを再利用するよりはICチップも手配して交換してしまう方が
再発の恐れも少なくて良いのではないかと考えるようになりました。
チップ一枚だけでも大体¥3000~¥4000するんですが・・・
今回は再利用する方法での修復実施です。
お客様へはお見積りをご連絡して、ご了承を頂いた後作業にとりかかります。
グラフィックボードを組み込んで・・・ついでにファンの清掃とグリスアップも行って、電源ON!
綺麗に画面表示OK!
今回はGPU再利用で動作確認が取れました。
後は、ハードウェアテストも実施して・・・作業完了の予定でした。
が!
テストをかけている間、他の作業に取り掛かっていて気付くのが遅れたのですが
実は当機で音が鳴っていません。
最初の起動ではすぐにシャットダウンしてしまった所為もあるのですが、消音にしているものと思い込んでしまい、ハードウェアテストのビープ音も聞き逃すという失態。
ハードウェアテストは「音は鳴らしているよ~」なテストなので、実際に鳴っているかどうかは
人の耳で確認となります。
スピーカートラブル等でも「パソコンは鳴らしている信号を出した」だけなので、エラーも何も無いんですよね・・・
お客様へ作業完了の連絡を行っている際に、Windowsの画面を見てびっくり
「あれ・・・消音設定になってないし!」
確認してみると、スピーカーのコネクタはしっかりと刺さっています。
イヤホンやマイクの差し込み口に挿してみても鳴らない・・・どころか逆動作しています。
スピーカーを交換してみても、鳴らない・・・
本体基板の不具合で間違いなさそうです。
むぅ~ん、、、、まさかサウンド機能が死んでいるとは・・・
お客様へはサウンド不良で本体基板の交換が必要な旨も併せてご連絡。
部品代は頑張って半額と致しましたが、お客様からは「画面さえ映れば良いので、基板交換はキャンセルで」とのご返事。
もうちょっと早くにお伝え出来たものを・・・申し訳ありませんっ! orz
最後に色々とバタバタしましたが、次からのGPUは再利用で動作確認よりも確実に新品チップを載せて修理する方法もご提案して行きたいと思います。
まずは何枚か手配実施です。
こんなパソコン元気.jp修理奮闘記ですが、末長く見守って頂ければと思います。
今回のお見積り
技術費
¥11000
送料(ご返送分)
¥1200
合計
¥12200
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