DELLは診断ランプと言う状況お知らせランプがあるのですが、点灯は「１・３・４」にて停止。
DELLホームページには１，３，４の表示については何も記載無しです。
お客様にて色々と切り分ける為に必要な作業は殆ど行っており、これ以上は手が出せない・・・所まで作業されておりました。
・埃除去
・コンセントを抜いて１日放置
・コンセント交換
・ボタン電池を外してＣＭＯＳクリア
・メモリの抜き差し
・グラフィックボード取り外し
・電源、ＨＤ等のコネクタ類抜き差し
実は・・・パソコン元気.jpでは１・３・４で停止するパターンを何度も目にしております。
グラフィックボード（チップ）の故障です。
今修理しているDimension C521でも良く目にします。
ただ、「グラフィックボードは抜いてみても状況が変わらない」との申告な為、診断してみないと何とも言えなさそうです・・・
パソコンを送ってもらって、さぁ診断開始！
デカイ・・・流石フルタワーデスクトップです。
宅急便のお兄さん御苦労さまです。
電源ONしてみると・・・
BIOSが起動した音も無く、ファンだけがブンブン回っている状態です。
診断ランプは１，３，４で停止。
この機種はハイスペックなパソコンなので、グラフィックボードが取り付けられています。
Geforce9800GTです。
こいつを抜いて起動させてみると・・・・
電源ON→「ピッ」と音が鳴ってBIOSが起動。
おやっ、起動したぞ・・・？としばらく経ってから電源SWでOFFにした後で再度電源ON。
うん、BIOSは起動しているっぽいです。
更にSide Showディスプレイ上でもソリティアが出来る状態。
逆を言えばソリティアしか出来ないのですが・・・
本当は色々転用出来る技術ですが、流行らなかったんでしょうね～
例えば・・・こんな感じでサブディスプレイ上で状況表示にも使えるモニタです。
切り分け上、あちこち抜き差ししたので色々メッセージ表示されています。
さて、動作の怪しいグラフィックボードを戻すと・・・やはり起動しません。
グラフィックボードの故障で間違い無さそうです。
さて・・・診断が完了したので、お客様へご報告。
こちらでグラフィックボードを手配すると、交換工賃と部品代がお見積り金額となるのですが・・・
最初の申告でお客様でも切り分けする為にボードの取り外しをされています。
今回はお客様で出来る事でもあるので、正直こちらで手配するかどうか・・・
「送料だけでお返しするので、お客様で交換されてもOKですよ～」とお客様にご判断を仰ぎます。
今回は、「パソコン元気.jp様でお願いします。」とのご返事を頂いたので、部品手配と交換実施。（すみません・・・ありがとうございます！）
グラフィックボードを修理するよりも、デスクトップなら交換してしまう方が早いです。
Geforce9800GTを手配して、サクッと交換。
Windowsの起動と各部動作確認もOKとなりました。
DELLパソコンは状況表示の診断ランプが搭載されている為、トラブル発生時にどこが壊れているのか、判断材料になります。
１．３．４で停止している際は、グラフィック関係の部分を疑ってみて下さい。
上記の様な増設タイプの場合は、取りはずしてみて「ピッ」と音が鳴れば取り外したボードの故障が考えられます。
もし、グラフィック内蔵タイプであれば、こちらで診断する必要がありますが・・・
内蔵タイプの場合は、パソコン元気.jpまでご相談下さい。
今回のお見積り
技術費
￥８４００
部品代（Geforce9800GTグラフィックボード）
￥５０００
送料はサービスです。
合計
￥１３４００
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