DELL Inspiron1526にて、電源は入るが起動しない。

GW真っ最中です。


皆様はどうお過ごしでしょうか・・？



私は仕事真っ最中です。

色々と書き溜めている日誌を片づけなきゃ・・・と言う事でまずはInspiron1526の修理です。





実は、いつもの電池交換は完了されているマシンでしたが起動出来ず。

電池を交換しても画面表示しない症状の場合は「本体基板」動作不良の可能性があります。


もちろん、本体基板なので「メモリ」や「CPU」の不良でも起こりえます。



メモリはお客様にて抜き差しや二枚ある内の一枚を抜いてみても状況変わらない・・・との事






後は診断を行っての修理となりました。


パソコンが到着して、早速切り分け開始です。




CPUやメモリを試験機と載せ替えても状況変わらず・・・


お客様のCPUやメモリは試験機では動作します。


と言う事は、本体基板側の不良で間違いありません。





念の為、電池は交換されておりましたが、電圧チェック・・・・







 



うん、電池も問題ありません。


じゃぁ、どこの問題なのかと言うと




はい、この部分です。

本体基板の白い部分がCPUの部分ですが、その真上にある赤丸部分がグラフィックチップです。


CPUがダメになってしまう状況は熱暴走による自滅なのですが、CPUより先にチップがダメになるケースもあります。





内部電池トラブルを抱えていなければ、チップセット不良かCPU不良がこの機種で不良原因のトップを競っていたはずです。




年に一回でもCPUファンの清掃を行っていれば、回避できる症状なのですが・・・

一旦不良が起きたチップはハンダ修復を行わないと動作しません。




と・・・言う事でチップセット修復を行ってみて動作確認開始！

基板の乾燥とハンダ修理とを行って、再び組み上げて・・・電源ON！



Windows Vista起動OK！



やはりチップセットのハンダ熱疲労による不具合でした。

起動後は他の動作確認を行って、BIOSの更新とDVDドライブのFW更新も実施。




今回の修理はこれにて完了です。


以前にもCPUファンの清掃について書きましたが、通気口とファン清掃は大事です。

大抵ホコリが詰まっており、通気口を塞いでしまっているので換気が悪くなります。

換気が悪くなると、CPUやチップセットの熱が上がって行き・・・不良となります。



ファンがブンブン回っている状況が続いている場合は、パソコン元気.jpまでご相談下さい。


今回のお見積り
技術費
￥１１０００

送料
￥１２００


合計
￥１２２００

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