ビープ音が鳴ると言う事は、ハードウェアの故障を表しています。
音が鳴る回数でおおよその故障個所を教えてくれるので、切り分けには役に立ちます。
さて４回は・・・AMI BIOSやAWARD BIOSならメモリっぽいですね。
ただ、今回はDELLなので、独自のビープ音エラーコードになります。
DELLビープ音コード
うーん、、、連続で鳴り続けるからお客様では切り分けは難しそうです。
パソコンを送って頂いて、診断してみる事になりました。
Centrinoのロゴが懐かしいですね。
ビックバードのような鳥のダンスCMを覚えています。
さて、電源を入れてみて・・・状況を確認。
ん、、、最初から画面表示せず。ビープ音はありませんでした。
何度か電源ON/OFFしていると起動は出来る状態。
こりゃ長期戦になるかな～と考えていた時・・・電源がいきなり落ちる
うへ、、こりゃハード故障かな～とACアダプタの電圧から測ろうとしたその時
うぉ！思いっきり断線しとる
てか、最初に気付け俺・・・orz
指で目線から隠れていた様で、挿す際には気付きませんでした・・・・
辛うじて中の線は繋がっているようですが（青色は通電の証）パソコンから抜いてケーブルチェックをしてみると、一部の線は切れている様子。
更に被覆がめくれている為、接触の向きによっては バチバチとショートしている状態です・・・
このまま使うには危険過ぎる為、これは交換決定です。
代わりのACアダプタを持ってきて、動作確認・・・・電源断になったパソコンも再び起動。
というか、電源が切れたのはコイツの所為じゃないのか？？
ショートした段階で過電流や異常電圧となり、基板側の回路断となった可能性があります。
念の為、受け側の基板側もチェックしてみますが、焼けている様子はありません。
しかし・・・良くこれで基板壊れなかったな～
仮のACアダプタではメモリやCPU回りのエラーも出ずに調子良く稼動しています。
しばらく電源OFF・ONのテストも行いましたが、特に問題なし。
お客様へはACアダプタの不良とお伝えしてお見積りをご連絡。
適用していなかったWindowsUpdateやウィルスチェック等行って（ウィルスに感染していたので駆除実施
）作業完了です。ハードディスクの空き容量も殆ど無くなっておりましたが、こちらはデータ整理をされるとの事。
今回の修理はこれにて完了です。
結果的にＡＣアダプタの交換で様子見、動作確認の過程でウィルス駆除となりましたが
ウィルスが居なければ、初期診断のみでお客様へＡＣアダプタ交換推奨で完了していた案件ですね・・・
これからのお見積り作成を考え直さないといけないかもしれません・・・
今回のお見積り
技術費
￥８４００
部品代（ＡＣアダプタ PA-2E）
￥４０００
送料（ご返送分）
￥１０００
合計
￥１３４００
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