2012年2月1日水曜日

DELL Inspiron1526の内部電池交換修理

今まで色々な機種の修理作業を行ってきましたが、その合間にもDELL Inspiron1526の修理依頼がちょくちょく舞い込んできます。


今回はその修理作業の流れを書いてみたいと思います。


最初のご連絡時にInspiron1526の機種名を聞いた際には、「内部電池消耗のトラブルが多い」とお伝えして、大体のお見積りをご連絡。


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パソコンを送付して頂いてパソコンが到着しだい、初期診断に入ります。


大体は電源が入ってくれますが、画面表示は真っ暗です。shock


CapsLockランプやNumLockランプが点滅していたりもします。

ここでメモリやCPUを切り分け用の物に交換し、電源ON!

殆どの場合、これでは治ってくれません・・・・





と、ここから先はパソコンの分解作業です。

ネジやらパーツやらツメをパキパキを外していって、本体基板を取り出します。


全部バラバラにしないと、電池交換が出来ないのが難点ですねcoldsweats01



通常、DELLサポートでは電池の交換では無くてマザーボードの交換となるようです。

技術費と部品代と合わせるとかなり高額な修理費用になる為、修理を断念された方も多いのではないでしょうか?



電池を差し込み口から取り出して、テスターで電圧を測ってみます。

Imgp0505


大体、0V~2.1V辺りを表示している事が多いですね。


通常は3Vの電池ですが、消耗してくるとパソコンの電源を入れても起動しなくなる症状が出始めます。

何度か入れ直していると起動する事もあるようです・・・



この場合も電池消耗の為、交換実施となりました。

で、この後は組み上げて電源ONとなるのですが、正常に起動します。


まずは各部のハードウェア試験を行って、問題が無い事も確かめた後に仮のハードディスクへ交換し、電源ON。




確認事項はWindows上でのサウンドテストと無線・有線LANの確認です。

ここで問題が見つかった場合は、お客様のハードディスクに戻した後で、お客様へ連絡しログインの可否を聞いた後に動作確認へ移ります。


仮ハードディスクのWindows上で、パソコンのBIOS UPdateも行います。

修理するマシンの殆どがBIOSバージョンが低いままなので、不具合修正も兼ねてUpdateします。


同時にDVDドライブのファームウェアもUpdateがあれば上げてしまいます。


ファームウェアの更新では、DVD-RAMのエラー修正対応や、Windows7の書き込み対応等です。

更新作業も完了した所で、お客様ハードディスクに戻して、再び電源ONします。



大抵はここでお客様へご連絡。「内部電池交換にて問題無く完了致しました。」とのご報告です。


ごく稀に、お客様のWindowsでデバイスマネージャを確認した際に、以下のデバイスが認識されている場合もあります。

Imgp0506

isatapと6to4 Adaptorです。


ルーターを使用していないパソコン上でダイヤルアップでのインターネット接続の場合は、上記のデバイスが認識されている場合があります。


これはマイクロソフトの不具合でもあるので、放置しておくとWindowsの起動不良にも繋がります。



不具合修正のパッチも公開されているので、見つけ次第削除とパッチの適用を行います。

このマシンでも、削除とパッチ適用を実施しルーターのご使用もお勧めしておきました。

今回の作業はこれにて完了!

期間にして大体3~4日で終わります。(お客様送付で一日、作業で一日、返送で一日)



もし、Inspiron1526の不具合が起きている場合は、パソコン元気.jpまでご相談下さい。



今回のお見積り

技術費
¥8400

部品代(内部電池)
¥1050

送料(ご返送分)
¥1200


合計
¥10650

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