もうお馴染になったマシンですが、やはり修理依頼が結構多いマシンでもあります。
電源は入るものの、オレンジ点灯だったり緑点灯だったり・・・・緑色は正常の証なのですが、画面表示は真っ暗のままです。
ちなみに、オレンジ点灯は「本体基板動作不良」のサインです。
毎週一台~二台は修理実施する程の台数となってきたマシン・・・
その全てが、グラフィックチップセットの不良で起動トラブルが発生しています。
DELLへ修理サポートを依頼すると・・・かなりの高額修理となる為、パソコン元気.jpへのお問い合わせが多いマシンとなっています。
パソコン到着後に、初期診断を行い不良個所のチェック。
念の為、メモリやCPUもチェックしますが、そちらには異常無し。
今回もチップセット不良で間違いなさそうです。
この様な症状となる原因としては、チップセットへの冷却が十分で無い場合に、ハンダ接着部分に熱疲労が発生→接点不良となり不具合発生・・・となります。
このマシンはパソコン正面から空気を吸って、奥から排出する機構となっていますが、正面にホコリが詰まっていると、空気の循環が止まり起動不良が起きやすくなります。
数か月に一回ぐらいで良いと思いますので、掃除機で正面からホコリを吸って、空気の通りを良くした方が、寿命も長くなると思います。
不良が起きてしまっても、チップセットのリフロー修復処置を行って、再ハンダしてあげれば
また元の通り使えるようになります。
さて・・・今回もチップセットのリフロー修理を行って・・・基板を組み込んで、電源ON!
Windows VISTA起動確認OK!
今回も修復処置で動作確認OKとなりました。
これで修理完了・・・なのですが、今回の原因でもあるチップセットは冷却機構がヒートシンク(放熱器)のみだったので、より冷やす為にファンの取り付けを推奨します。
正面からの吸気では正直心もとないのです・・・
放熱器を触ってみると「あっち!」となる位発熱しています。
ファン取り付けによって、触っても全く問題ない程にまで下がるので、長寿命化に繋がります。
お客様へはチップセット不良のご連絡と、修復処置で完了出来る旨、ファン取り付けにて冷却性能UPの推奨をご連絡。
お見積りのご了承を頂きましたので、ファンの部品手配と増設作業実施。
黒い扇風機がチップセットに取り付けた冷却用のファンです。
電源は余っているケーブルから・・・と言う訳にも行かず、変換ケーブルを用意して取り付けしました。
手前の黒い四角部分がCPUの冷却機構です。
そこからCPUの排気と一緒に空気がでてくるので、「冷たい空気」とはいかないんですよね。
これからは、独自のファンで強引に冷やす事が可能になったので、冷却性能UPです!
今回のお見積り
技術費
¥11000
部品代(チップセットクーラー・電源変換ケーブル)
¥1400
送料(ご返送分)
¥1600
合計
¥14000
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