本年も宜しくお願い致します。
昨年のお話なのですが・・・DELL Dimension 8400デスクトップにて、青い画面で再起動してしまう。データ救出をお願いしたい。とのご依頼がありました。
青い画面・・・ブルーパニックと呼ばれるWindowsが出しているエラー画面で間違いなさそうです。
ハードウェア・ソフトウェアのどちらかに何らかの要因があると思われるのですが、とりあえず部品を手配してお伺いする事になりました。
現地到着して、まずは状況を確認。
電源ON→しばらくXP読み込み・・・・→ブルーパニック発生
エラーコードは「0x00000024」です。
NTFS_FILE_SYSTEMのエラーですね。
WindowsXPが読み込めないのでエラーを出してしまっている様子。
まずはハードウェア側にエラーがあるかどうかをチェックします。
Windowsが保存されている領域は・・・・う～ん、特に問題は無さそう。 ディスクの物理故障では無くてソフトウェアっぽいですね。
んでは、次の切り分けとして別パソコンから中身を確認出来るかチェック開始～
ハードディスクをパソコンから引っこ抜いて、外付けハードディスクとして別PCに接続します。
ふ～～む？・・・普通にディスクは認識されますが、中身にアクセスしようとすると
と、つれない返事・・・
WindowsがダメならLinuxでアクセス！と、別OSに切り替えて再トライ。
Linuxでアクセスしようとすると、中身はきちんと表示されていました。
と言う事は・・・Windowsが構成されているファイルシステムが読み込み出来ていない・・と言う事ですね。
XP自身がWindowsで読み込み出来るFAT16なのか、FAT32なのか、NTFSか分からなくなっている状況です。
とすれば・・・、修復処置で何とかなりそうです
まずは、XPのインストールCDから回復コンソールを起動させて修復チャレンジ。
失敗・・・元々のWindowsが読み込み出来なかった為、新規インストール画面に移行してしまいました。
ならば！
先程の別マシンに再接続して、そこから修復処置コマンドを起動して・・・
別マシン上では、「Gドライブ」としての認識まではしてくれたので、コマンドプロンプトを起動させて、「chkdsk g: /f」と入力し実行。
chkdskコマンドはファイルシステムのエラーを修復してくれるコマンドです。
実行してみると・・・やはりディスクの冒頭にあったファイルシステムのエラーを検知、すぐさま修復処置してくれました。
10分程かかりましたが、チェックディスクは正常終了。
ハードディスクを取り外して、元のマシンに接続し電源ON！
最初は念の為に「セーフモード」での起動で動作試験。
うん、問題無くWindowsXPの起動確認が取れました。
では、再起動をかけて・・・お客様のユーザーでログインを実行。
特に問題無く通常起動→ログイン確認OK！
これにて作業完了となりました。
ファイルが壊れてしまう要因ですが、「Windowsが起動したまま電源OFF」とか、「Windowsの更新途中で電源OFF」してしまったりすると起きやすいです。
もしくは、ハードディスクの寿命が近付いている場合でも起こりえます。
今回はディスクに不良セクタも無く、初めてのトラブルと言う事で様子見となりました。
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