2011年8月24日水曜日

富士通 LX70X/Dの動作が遅いので改善したい。

富士通製 一体型デスクトップの FMV-DESKPOWER LX70W/Dにて、普段の動作をもっと軽くしたいとの問い合わせです。



ご希望はWindows7化です。


00100419128

仕様を調べてみると、WindowsVistaでメモリが標準1GB・・・ですかsweat02
さらにビデオメモリでメインメモリから食われてしまっている仕様です。


問診にて、「お客様の方で特にメモリ増設などをされていない」とのご返事だった為、メモリ不足が考えられますね~



後はスタートアップのアプリケーションが多すぎる等の理由でしょうか


動作改善する為のツールを色々と持ち込んでのご対応となりました。




現地に到着してまずは今の状況をご確認・・・・意外と重くないぞ?

システムのプロパティを出して、、、あれ?メモリが2GBになってる!coldsweats01

お客様に「もしかして、購入時に増設とか頼まれました?」とお聞きした所、箱をゴソゴソと探されて・・・出てきましたIO DATA製の増設メモリ箱


ふーむ、タスクマネージャを眺めてみてもメモリは足りている状況です。

スタートアップのアプリケーションは結構多いので、その辺りの改善でしょうか
しかし、正直なところ・・・この程度は小手先にしか過ぎません。


お客様の体感でも凄く遅いという訳でもないのですが、やはりVistaよりWindows7にもしたいとのご希望。


私の事務所はカスタマイズのVISTAですが、それほど重くないですよ!・・・むしろXPよりも軽くしてあります。
きちんとカスタマイズしてあげれば、Vistaでも快適です。smile



今回はご希望でもあるので、このままWindows7のアップグレードも行ってしまいます。


アップデートまでは1~2H程かかってしまうので、その間に他のパソコンの診断や無線LANのお買いもの等、色々とサポートさせて頂きました。


Windows7化して、起動してみると・・・すこ~し速くなったかな?程度です。sweat01

元々、色々とカスタマイズした後のVistaだったので、感動も少なかったかもしれません ^^;




さて、これ以上の速度改善と言えば・・・まだあります。
そう、ハードディスクをSSD化してしまう事です。



この方法はかなりWindowsの読み込み速度など、アプリケーションの起動等を高速化してくれます。

しかしながら、まだSSD事体の容量が少ない事と、少ないのに高額である事が難点です。

お客様のハードディスクは500GB。
SSDでその容量で交換したとすると・・・最安値で何と6万円~7万円です。shock



その代わり・・・従来のハードディスクに比べて壊れにくいのと、読み込み速度改善が見込めます。

お客様のハードディスクはCドライブが30GB! Dドライブで400GB以上です。

これも国産メーカーの悪い癖なのですが、CドライブはWindowsとプログラムのみにして
データはDドライブへ入れて下さいとのお願いなのです。


音楽・動画・写真・・・etc 色々なデータがありますが、ドキュメントやデスクトップに置いてしまうと、Cドライブの容量を使用します。

30GBだと全く足りません><

DドライブからCドライブへ空き容量を移す方法もあるのですが、それはまた別のお話。


お客様へは、一度SSDに交換してみて体感してからご判断という事になりました。

データはCとD合わせて30GB強です。(普段からネットを見る位であったので、あまりデータ保存はされていませんでした。)

なので、高額な500GBのSSDは要りませんgawk


価格と値段でご相談して、もっと小さい容量で交換する事になりました。


データを全てバックアップして・・・SSD(今回は128GBです)に交換して、データを全て戻します。
環境も設定も全て維持したままSSDに交換も可能です。

いざ、起動してみて・・・・・その起動の速さ!やっぱりSSDは良いです。good

やはりWindows起動もアプリの読み込みも速いですね。


これが体感したかったんだ!とのご返事を頂いて、作業完了です。

今回は一体型パソコンの速度改善でしたが、デスクトップでもノートパソコンでも速度改善の方法はいくつもあります。

このパソコンもまだまだ使えるパソコンなので、長く愛用して頂ければと思います。wink


今回のお見積り
技術費
¥8400
部品代
¥15000(SSDハードディスクです)
¥15000(Windows7 Update DVDです)
合計
¥38400.



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 パソコン元気.jp   安東 孝夫
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2011年8月23日火曜日

Dynabook CX/47Cにて、カバーが割れてしまった

東芝製 ダイナブックのCX/47Cにて、左側カバーが割れてしまったので修理して欲しいとの依頼です。



カバー破損と言えば、殆ど一か所しかありません。

そう、蝶番(ヒンジ)の部分です。


ノートパソコンは液晶部分を開け閉めする時に一番力がかかる部分が蝶番なのですが、
ここが劣化してくると金属が折れてしまい、開け閉めが出来なくなったりします。



カバーを開けたままであれば、普通に使えるのですが・・・ノートパソコンは持ち運びでの運用も想定してあるので、カバーを閉めない訳にはいきません。bearing


修理方法は唯一つ、蝶番(ヒンジ)の交換です。


Imgp0197


ヒンジが折れて開け閉めする際にかかる力が、カバー方向に逃げてしまい無理やりカバーが開いている図です。

このまま閉めようとすると、ナナメに閉まろうとします・・・・

破損は左側だけなのですが、こういう場合は左右両方共に交換し、消耗時期を揃える方が寿命は長持ちします。



左側だけを交換して、右側も近日中に割れる・・・なんて事も結構あります。

今回もお客様へは、左右両方で交換推奨をご連絡。


白い部分のプラスチックカバーも密着する為の爪が破損していましたが、接着と手直しで再結合。

他のハードウェアに問題が無い事を確認し、作業完了となりました。



今回のお見積り
技術費
¥8400
部品代(左右ヒンジ)
¥6300
送料(ご返送分)
¥1200
合計
¥15900




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2011年8月16日火曜日

NEC PC-VL300RGにてWindowsが起動しなくなった

NECスリムデスクトップの PC-VL300RGにて、Windowsが起動しなくなったとの修理依頼です。



事前の問診にて、電源ランプは点いてファンも回っているが、画面が映らない。との事


Imgp0129

ええと・・・・この機種もそうなのですが、「ある持病」を抱えています。

そう、チップセットのハンダ不良です。


このNEC PC-VL300シリーズはスリムPCと呼ばれるだけあって、本体基板にグラフィックのチップを載せています。


Imgp0218
NVIDIA製のグラフィックチップ搭載です。


ヒートシンクだけではチップセットに内包している排熱処理が追い付かないのか、
電源ON→OFFによる温度の上昇と下降を経年繰り返す事で、内部のハンダが割れてしまう&接触不良を起こしてしまいます。

こーなってしまうと、もはや修復するか諦めて本体基板を交換するかのどちらかしかありません。

この機種に限らず、色々調べると結構出てきたり…特にオンボードVGAと呼ばれる本体基板には、熱源体でもあるグラフィックチップセットが載っていたりします。


仕様書を見て、NVIDIAとAMD系列のどちらかが載っていて、この現象が出てしまったら疑わしいです。

今回もメモリやCPUの切り分けなどでも全く状況が変わらない為、まずチップセット不良ですね。


ついでに見つけたのがDVDドライブのトレイも開かない・・・内部ゴムの劣化もあるようです。bearing

とりあえず、チップセット修復するか、基板交換するかの選択になるのですが、一度チャレンジしてみる価値は十分あります。

とりあえず、、お客様へご連絡しお見積り作成。

パソコンを分解して修復準備を始めている間に、ドライブのゴムも交換してしまいます。


大抵の光学ドライブはこのゴム劣化でトレイが開かなくなります。sweat02

Imgp0151


黒い方が元々使ってるゴムで、白い方が(厳密に言うと白ではなくてオレンジなのですが)代替用のゴムです。


Imgp0156


さくっと交換し、トレイの開閉もスムーズになりました。smile


要は駆動の力を伝えきれていないだけなので、代替用の物なら形さえ合えばOKです。

さて、、、本題のチップセット修復作業も取り掛かります。


修復ツールを両手に持って、基板と格闘する事一時間・・・

Imgp0221


修復完了!happy01

今回も、修復にて起動完了です。 Yeah!

後は各部の動作確認を行って、お客様へご返却のみとなりました。

今回のお見積り
技術費
¥11000


合計
¥11000(ドライブのゴムはおまけしました)




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2011年8月12日金曜日

DELL Inspiron9300にてWindows起動しない

DELL ハイエンド ノートパソコンのInspiron9300にて、Windowsが起動しなくなってしまったとの修理依頼です。



お話を聞いてみると、電源投入後から「Error Loading Operating System」が表示され、起動できないとの事。



原因としては、ハードディスクの故障・Windowsのファイル破損 どちらかなのですが、追及は初期診断次第となります。



後はどれだけデータが救えるか・・・なのですがsweat01


とりあえず、パソコンが到着しましたので、まずは状況確認。



Imgp0185

うん、Windows起動しません・・・coldsweats01


とりあえず、ハードウェアをチェックし、物理故障なのか切り分けします。

テストを実行する事30分・・・・エラー検出されず。

と、言う事はソフトウェア(OS側)のエラーでWindowsが起動しないって事ですね。



今度はソフト側のチェック開始~・・・ツールに接続し、OSがちゃんと見えるか確認。


Imgp0196

写真が見づらいのは勘弁を・・・撮影者がヘタなのです><

で、「初期化されていません」と出ており、アクセス不可。shock

レジストリとか、Windowsの破損と言う訳では無さそうですね・・・




この事象だと、ハードディスクに書き込まれているパーティションが読み込めない状況が一番考えられます。

パーティションとは、ハードディスクの区分けを記憶している部分で、Windowsがどこに収納されているのか記録している部分です。

こちらの世界で言うと、住所を表示している地図の様な感じでしょうか。

パソコンが、Windowsが入っている部分が分からず、上記のメッセージで「起動できないよ!」の警告を出していると思われます。

地図無しじゃそうなりますよね~・・・




と、言う事で・・地図と住所の修復作業にトライする事になりました。


ええと・・まずはハードディスク内部でWindows行きへの地図が描かれている部分を拝見・・・・

Imgp0194

写真が(ry

ええ、まっさらの更地ですね・・・何も書かれておりません。bearing

まずはここから修復しなければいけないようです。


ちなみに、地図が描いてあるとこうなります。

Imgp0195

写(ry

だらだらと意味不明な文字ですが、パソコン言語なので私達には意味不明でもOKです。

とりあえず、ハードディスク内部がまっさらなのですが・・・残骸はいくつか残っていると思われるので、拾い集めてくっつけてみます


まぁ、ツールからの修復Kitを使うんですが^^;



修復Kitを動かしている間に、長い間開けていないであろう内部のお掃除でも進めておきます。

パソコンを更にバラバラ分解し、ホコリと格闘する事1H・・・ハードの修復も問題無く終わった様です。


何とか地図は修復出来た様です!良かったscissors


さて、これで終わりではありません><

今度は、地図に示されたWindowsへの行き道を修復しなければなりません。

地図に書かれた住所の家までルートを指示してあげないと、やはりWindows起動回復は出来ないんです・・・coldsweats02




今度はWindowsの回復コンソールを使用して、「ここにWindowsがあるんでこうやって辿り着きなさい」の修復コマンドを入力します。

ここまで行って、初めてWindows修復完了となります。


Imgp0186
YES!修復完了!

ほぼ、ファイルも元通りに回復する事が出来ました。


Windowsの家そのもの(ファイル)に致命的な破損も無かったので、後はお客様にデータの確認をして頂くだけとなりました。


今回のお見積り
技術費
¥8400
送料(ご返送分)
¥1200
合計
¥9600

 

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2011年8月10日水曜日

Inspiron1526の起動不良修理です。

DELL専門っぽくなってきましたが、決してそうではありません・・・coldsweats01


Inspiron1526の起動不良修理です。
Imgp0181


今回は、電源を投入しても電源ONのLEDすら点かないとのご指摘があり、マザーボード?LED基板?接触不良の可能性もあったのですが・・・

パソコン到着して、電源ON!→確かにサウンド系列やCapsLock関係のLEDは点灯しますが、

パソコン左下にある電源ONのランプはダンマリ・・・sad

それにしても、、今回はCapsLockやNumLockが激しく点滅します。
DELLでよくあるエラーランプっぽいですね。





Imgp0182

とりあえず、いつもの様に初期診断と切り分けを実施します。

メモリとCPU周りから切り分けていきますが、こちらは無問題の模様。


とりあえず、カバーを分解し問題のLED基板をチェック~~





ケーブル抜けとるやん!shock




この部分だけ見事に引っこ抜けております。 そういえば若干各部ネジ周りも緩かったような・・・普通に使ってる分だとこうは外れません。


とりあえず、切り分け途中ですがLED基板のケーブルを接続し、電源ON!→ランプ点灯happy02

原因はともかく、こちらは単純にケーブルが抜けていただけの様子。良かった良かった。


と、、、本題の内部電池不良と思われる事象の復旧に戻ります。



再度カバーを分解して、内部電池の電圧チェック~・・・・0.5V! 干上がってる!bearing



切り分け用の内部電池を組み込んで電源ON!
Imgp0183_2

Yeah!起動回復です。

別事象はありましたが、今回も内部電池交換で完了の様です。

お客様へお伝えして、お見積りも作成。

了承を頂きましたので、サクッと交換し作業完了となりました。



今回のお見積り
技術費
¥8400
部品代(内部電池)
¥1050
送料(ご返送分)
¥1200
合計
¥10650

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2011年8月6日土曜日

Epson Endevor NJ1000にて、Windows起動しない。

Epson製 Endevor NJ1000にて、メモリを増設したが、増設後に起動しなくなったとの修理依頼です。


事前の問診にて色々と切り分ける方法についてやり取りを致しましたが・・・電源は入っても画面が全く映らず。

CPUのファンさえも回っている様子が無い・・・と言った状況です。


最悪は本体基板不良の可能性もありましたので、事前に本体基板の部品を探しておりましたが、なかなか見つからず
sweat01

業者間を探している中で、程度の良さそうなNJ1000を見つけましたが、中古品・・・

しかしCPUはCore2Duoモデルなので今のマシンよりは上位版です。


お客様へは、「もし、初期診断にて本体基板だった場合は、中古品の物と交換になるかもしれません」とのご連絡。

とりあえず、初期診断させて頂く事になりました。

さて、パソコンが到着してまずは状況把握。
電源ON→電源は入る・・・しかし画面映らず、HDDからの起動も無し。
CPUファンは、通電後も一切回らず・・・メモリを抜いてみても状況は同じ。

ふぅーむ・・?
ここまでの切り分けでは、本体基板でしたが・・・bearing






本体基板分解中にあるものを発見。
Imgp0142

CR2032 CMOSバッテリー
です。(内部電池)

本体基板にメモリーされた情報を保持する為に取りつけられている二次電池です。


これを引っこ抜くと、基板の情報がリセットされるのですが、通電系の不具合があった場合でも、リセットは効果的です。



これでダメならCPUか本体基板への切り分け開始だったのですが・・・リセット実施!


リセット後に再び組み上げて、電源ON!



起動した!happy02


起動しても喜んでいられません。まずはハードウェアチェックを開始。
再び電源OFFにして、再度電源ON→問題無く起動。


HDD・メモリ・CPUのチェックも問題無く終了。


メモリは既存の分しか添付されていなかったので、増設に上手くいかなかったメモリはお客様の元に保管されています。


既存のメモリだけでもテストを実施しましたが、正常動作。

何度かの起動確認でも通常通り起動。



CMOSリセットで問題無さそうです。wink

お客様へは、CMOSリセットでの情報クリアにて正常起動し、基板交換の必要も無い旨をご連絡。


このままご返却するか、より上位モデルのCore2Duoへ換装を行うかご判断を仰ぎます。

CPU / 無線LAN /メモリ1GBへのアップグレードへ乗り換えるご返事を頂きましたので、早速パソコンを手配。


Imgp0148
左側が元々のCeleronマシン・右側がCore2Duoマシンです。

元々ご使用されていたマシンもHDDにOSとドライバをインストールし、Windowsを起動出来る状態に致しました。


今回はCMOSリセットで回復致しまたが、リセット方法も様々です。

電池を引っこ抜くのが一番ですが、中には端子をクリップ等でショートさせる物もあります。

もし、クリア方法でお困りの場合はご連絡下さい。


今回のお見積り
技術費
¥8400
部品代(NJ1000 Core2Duoモデル)
¥9850
合計
¥18250


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