DELL Studio One 19にて電源が入らない

DELL　液晶一体型デスクトップのStudio One 19にて　電源ボタンを押しても何も反応が無い・・電源が入らない。　とのご相談がありました。



DELLのコールセンターにも相談されておりましたが、マザーボードが在庫切れの為、新規PC購入を進められた模様。

販売から５～６年経ってしまうと、メーカーから修理拒否されるのは今も昔も変わりません。


ご相談の電話口で想定していたのは、電源が入らないとなると、一体型の場合、
ACアダプタかマザーボードか・・と言う原因が殆どですが、とりあえずPCを送って頂きました。



１９インチの液晶一体型です。

こちらでも確認しましたが、電源ボタンを押しても何も反応がありません。

どうやら、ACアダプタは無く電源コードが直接本体に繋がるタイプの模様。
（デスクトップPCと同じ構造ですね）



と言うことは・・・・



えいやっ、、と背面カバーを開けた図です。
割と開け難い構造でした・・・ちょっと固すぎ。



緑色の基板と手前に黄色い基板がありますが、黄色い方が電源基板です。
（緑色はメイン基板です）



液晶一体型で電源基板搭載は最近見る事がなくなってきましたね～


電源が入らないという事で、まずはこの電源基板から調査します。
PCから基板を取り外して、目視でチェック・・・・

ん、見つけました。
銀プレートの下、見えにくい所にコンデンサが配置されており、その内の一個で寿命を迎えているコンデンサがありました。


この三つの内、一番右側が不良コンデンサです。
天辺がちょっと膨らんでいますが、不良の兆候ですね。


なぜ三つ外したかと言うと、不良コンデンサを取り除くには、銀プレートのヒートシンクごと取り外すか、他の近所コンデンサを取り外すか・・・のどちらかだったからです。


近所にあるコンデンサも同メーカー・ほぼ同容量でしたので、交換してしまう事にしました。


コンデンサ交換が完了し、組み込み後に電源ON！

OK！電源投入を確認しました。



他の申告症状で、DVD読み込まない・Youtubeの音が出ない件もありましたが、内部清掃とIE設定変更にて復帰を確認。

後は各部ハードウェアテストとPCファンのお掃除を行って・・・作業完了となりました。


液晶一体型のStudioOne19で、電源が入らない・電源が落ちてしまう症状でお困りの際は
パソコン元気.jpまでご相談下さい。


今回の作業費
技術費￥８４００
部品代（コンデンサｘ３個）￥６００
送料（ご返送分）￥１７５０

合計￥１０７５０

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 パソコン元気.jp　　　安東　孝夫
 〒561-0828　大阪府豊中市三和町2-1-2 ﾛｲﾔﾙｺｰﾄ豊中二番館406
 Tel:　06-4867-1155　　Fax:  06-4867-1155
 ip :  050-3691-4867
 E-Mail:　   support@pcgenki.jp
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富士通 FMV NH77/CDにて、電源が入らない

富士通ノートパソコンの「NH77/CD」にて、電源コネクタの挿し込み口を触ると
電源が落ちてしまう、または電源が入らないとのご相談がありました。

電源コネクタ付近に触れると通電が切れてしまい、バッテリーを消費し続けた結果
電池切れで落ちてしまう様になってしまったとの事。


この症状では、電源コネクタの接触不良が疑われます。

とりあえず、内部確認の為、パソコンを送付して頂きました。



パソコンが到着しましたので、状況の確認・・・

電源コード自体には接触不良は無く、テスターで測定しつつ、ケーブルや挿し込み口の
コネクタを触ってみましたが・・・特に問題無さそうです。




となると・・パソコン内部の受け口で問題が起きていると言う事になります。

パソコン内部を分解してみて・・・



基板の状況確認だけなら、液晶は外さなくても良いタイプですね


挿し込み口はこの写真右上の方にあります。





NH77の電源周りは、挿し込み口が分離しているタイプでした。


基板直結に刺さるタイプだとハンダ付けが剥がれている可能性もありましたが、今回は部品交換かな・・・？


液晶を固定している金具を外して、中身のコネクタを確認します。



この状態でACアダプタを差し込んでぐりぐり動かしてみます・・・

何だか左右に動きすぎな気が・・・遊びのスペースが多い感じです。



じゃぁ、コネクタを取り外してみて状況確認。

って・・・コネクタのケーブルが根元で切れていました。


左右に遊びのスペースがある所為か、挿し込みのコネクタが動きすぎて、ケーブル根元に
負荷がかかってしまったと思われます。



Acerのノートパソコンでも同じ様にコネクタ付近の固定が弱く、同様の症状が起き易い機種もありましたが、富士通でもそうなのですね・・・


根元部分は再ハンダ付けと、絶縁テープで固定します。


そして、肝心のコネクタが収まっていたケース部分は、接着剤を使い再固定化実施。

元々、接着剤とケースの敷居で固定されていた様ですが、ケースの敷居にヒビが入り
遊びが出来てしまった模様。


樹脂で固めたかったのですが、この部分は先の液晶固定金具がピタッと収まる部分なので
盛り上がってしまう傾向がある樹脂系が使えません・・・



接着剤は割り増しで塗っておき、ガッチリ固定化されたのを確認して、組み上げ開始。


組み上げてからも、きっちり充電と通電がされている事を確認し、今回の修理は完了です。



富士通のNHシリーズを全部分解した訳ではないですが、もしかすると、、この構造では
挿し込み口の耐久が弱い気がします。

もし、電源が入らない・・途中で電源が落ちてしまう等の症状が出ていましたら、パソコン元気.jpまでご相談下さい。



今回のお見積もり


技術費￥８４００

送料（ご返送分）￥１０３０

合計￥９４３０

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DELL Inspiron 15（N5010）にて、カーソルのみ点滅してWindowsが起動しない

今回は、DELL Inspiron 15ノートパソコンの（N5010）で、電源投入後に左上部分で
カーソルのみ点滅して起動しない・・・とのご相談です。



何度も電源を入れ直したりすると稀に起動する事があるようですが、起動する確立も
段々と下がっている・・・との事です。



こういう場合は、大抵ハードディスクのトラブルです。
デスクトップなら信号ケーブル不良もありえるのですが、ノートパソコンは基板に
ほぼ直結される形で取り付けされているので、ハードディスクトラブルのケースが殆どです。



あまり電源ＯＦＦ・ＯＮを繰り返していると、ディスクのエラー領域が広がって、データ救出にも
支障が出てしまうので、電源の入れ直しによる起動繰り返しはお勧めしません・・・





まずは、パソコンを送って頂いて、診断となりました。

到着後、早速ディスクテストから始めます。
何度か起動して、漸く立ち上がってくるレベルですが、そういう場合はハードディスクが
完全に死んでしまったわけでは無いので、まだデータ救出の可能性が残っています。




ディスクテストを行って、、、１００ＧＢ辺りでエラー検出。
ただ、この一箇所のみで、それ前後のデータ領域にはエラーが無さそうです。




運悪く、エラー箇所の場所がお客様データ部分（Windows含め）だったので、
起動に支障が出てしまったと思われます。




エラー発生が確認出来ましたので、今度はデータ救出用にパソコンを分解して
部品取り出しにかかります。



この空洞になっている部分にハードディスクが収まっています。
カバーやキーボードを取り外して、漸く該当部分にアクセス可能です。
分解得意な方じゃないと、難しいパソコンだと思います。




ディスクを取り出して、救出作業を進める一方で、分解ついでに各部のお掃除もやってしまいます。


こういう時はＣＰＵファンのお掃除です。


お客様では、普段なかなか出来ない作業ですが、使っている最中に・・・・

｢普段よりもパソコンが熱い」・「電源が途中で落ちてしまう」

この様な症状が出ていると、下記の部分でホコリが詰まっているかもしれません。




こんな感じです。
ここは排気口に当たる部分ですが、ここがホコリで塞がれていると、熱が逃げませんので
パソコン内部の温度が上がりやすくなります。




パソコンの寿命を縮めてしまいますので、上記の症状が出ている時はご相談下さい。




さて、お掃除も終わって基板へファン組み込みなどを行っていると、データ救出も無事終わった模様。



仮ディスクにデータを移し終わって、パソコンに組み込んで、起動テスト開始！




電源が入って・・・「Windowsを起動しています」の表示が出て・・・
「ようこそ」の画面まで進んで・・・ＯＫ！ログイン画面まで起動確認が出来ました。





運良くエラー箇所が少なかったので、その部分を修復・あるいは避けてデータ復旧させれば
起動確認が取れるケースでした。
が・・ハードディスクは交換が必要ですので、お見積もり作成となります。




元々は６４０ＧＢの容量ですが、現在では同容量は無く、１ＴＢでのご案内となります。
少ないとリカバリ上マズイのですが、容量が大きくなってもこの時代のＰＣであれば
特に問題ありません。
（少し前のＰＣですと、容量が大きいディスク「AFTディスク」によってはリカバリが動作しない
事もあります・・・面倒ですよね）




お客様にお見積もり了承頂きましたので、部品手配と交換を実施し、仮ディスクから
正式ハードディスクにデータを移して、再度起動確認を取って、問題が無い事を確認し
完了となりました。






上記にも書きましたが、起動不良となってしまったパソコンでは、なるべく多くのデータを
救い出す為に、あまり電源ＯＮ・ＯＦＦを繰り返さない方が良いと思います。
お困りの際はパソコン元気.jpまでご相談下さい。




今回のお見積もり
技術費　￥８４００
部品代　（１TB　HDD）　￥７６５０
送料（ご返送分）　￥１１３０

合計　￥１７１８０

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DELL Dimension 9200にて、電源ランプが点滅して電源が入らない

かなり久しぶりの投稿となってしまいました・・・
パソコン元気.jp　安東です。

更新がんばらないと
修理で多いのはチップセットのトラブルですが、今回は電源部とコンデンサ周りの修理です。

DELL Dimension 9200デスクトップにて、「電源ランプが点滅して電源が入らない」との
修理お問い合わせがありました。


電源ランプ点滅であれば、大抵は電源部の故障なのですが、お客様で電源部を交換しても
復帰しなかったとの事。

まずは、パソコンを送って頂いて、診断開始となりました。

パソコン到着後、電源を入れてみると・・・電源ランプが激しく点滅。

ランプ点滅でいつも見るのは周期的な点滅なのですが、、激しく点滅するのは珍しいです。

カバーを開けて見ると・・・


マザーボード上にある、CPUヒートシンク（冷却部）背面のコンデンサが一個破裂


電源テスターでのチェックでは、電圧出力に問題は出ていないので、マザーボード上のコンデンサ劣化が原因？

いそいそとマザーボードを取り出して、コンデンサ交換開始。

2200μFの6.3Vコンデンサを一本交換し、再び電源ON！


電源ランプ点滅のまま電源入らず・・・
ただ、ランプの点滅状態が変わって、いつも見る点滅周期に変わったので、これはもしかして・・・と電源部も資材品と交換。

再び電源ON！

電源が入ってWindows起動確認できました。

再度、元の電源に戻してみると・・・電源ランプ点滅で電源が入りません。


電源部もトラブルを起こしている模様。
電圧チェッカーでは出力OKだったんですが・・・

電源内部も開封してみます。

こいつもコンデンサが一本膨張していました。

今回の件、コンデンサ不良ですが、不具合箇所が二箇所あったので、どちらか片方では復帰しなかった模様です。

お客様へは、お見積もりとして、電源部とコンデンサの交換が必要とご連絡。

お客様から、万が一のマザーボード予備も欲しいとご要望がありましたので
お見積もりに含め、ご了承頂きましたので、両部品交換し、修理完了となりました。
（マザーボードは、海外からの手配になる為、後追いで発送予定です）


Dimension9200は特殊仕様の電源では無く、市販品と同じ形状です。
（スリムタイプのパソコンでは、コンパクトな電源が使われています）

SATAの使用ケーブルが多い物であれば、流用が可能です。
（比較的長めのケーブルが望ましいです。　HDDで二本、DVDドライブで一本です）


今回のケースでは、電源部だけの交換では復帰しなかったのですが、同様のケースで
お困り事がありましたら、パソコン元気.jpまでご相談下さい。


今回のお見積もり
技術費￥８４００
部品代（コンデンサ）￥２００
部品代（電源部）￥６７５０
部品代（マザーボード予備品）￥１７５００
送料（ご返送分）￥１８５０

合計￥３４７００

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